2024年4月12日人前で話す経験を重ねれば、あがり症は克服できる!
★あがり症は克服できる
日本話し方センターの話し方教室を受講されている方のほとんどが、あがり症克服を目的としています。
そして、そうした方々から受講後、次のような感想をいただいています。
- 落ち着いて話せるようになった
- 「え~、あの~」と言わなくなった
- 人前で話すことが苦でなくなった
話し方教室の過去の受講生で、話し方に関する本を100冊読んだ、という人がいました。
しかし、残念ながら、その人は本を100冊読んでも、あがり症は少しも治らなかったそうです。
あがり症は気持ちの問題なので、本を読んで気持ちの持ち方が変わるのなら、読書も解決策になるでしょう。
しかし、一方で、あがるとその症状は身体に表れてきます。
- 手足が震える
- 体中汗をかく
- 声が震える など
こうした症状が身体に表れると、「ああ、あがっている」という気持ちに直結して、あがってしまいます。
従って、あがり症を克服するためには、こうした身体的な症状を抑えるトレーニングをする必要があるのです。
実際、本を100冊読んだ受講生は、話し方教室を受講し、講師の指導の下でトレーニングをした結果、見事にあがり症を克服しました。
では、どういうトレーニングをすれば良いのでしょうか。
以下に、受講生のSさんの例を紹介しながら解説します。
★あがり症を克服したSさん
ベーシックコースを受講したSさんは、極度のあがり症でした。
人前に出た途端、顔や脇の下から汗が噴き出し、話すスピードもかなりの早口になる、ということでした。
Sさんはコンサルタントで、人前で話すことも多いので、あがり症を何とかしたいという思いで受講されたのです。
実際、コースの最初に人前で自己紹介を行った時は、笑顔を浮かべながら大きな声で話していましたが、体がずっと左右に揺れているなど、話す態度に落ち着きがなく、しかも早口でした。
コースの3回目以降は、毎回人前に立って2分間のスピーチ実習を行います。
この実習でも、Sさんは自己紹介の時と同じで、落ち着きがない態度で早口、という状態がしばらく続きました。
しかし、全12回のうちの7回目のスピーチで、それがガラッと変わりました。
Sさんは、こんなスピーチをしたのです。
「先週、クライアントへのプレゼンを上司から指示されました。
しかし、指示を受けた日からプレゼン当日まで5日しかありませんでしたので、プレゼン資料を作るのが精一杯。
プレゼンの練習をする時間はなく、ぶっつけ本番でした。
(きっと、いつものように汗が出て、早口になってしまうんだろうな)
プレゼン当日、そう思って話し始めたのですが、不思議なことに、汗は出てきませんでした。
また、ゆっくりと話すことができ、聴いている人の表情なども見る余裕がありました。
(あれ? 落ち着いて話せてる!)
無事に最後まで話すことができました。
多分、話し方教室で毎週人前で話しているので、自分でも気付かないうちに、人前で話すことに慣れていたのだと思います」
★経験を重ねることが大事
Sさんは、話し方教室で毎回人前で話しているうちに、場慣れしていたのです。
それ以降、教室でスピーチをしても、落ち着いてゆっくりと話すようになりました。
実は、Sさんは、上のスピーチをした7回目までは、ほとんど事前に練習していませんでした。
しかし、8回目以降は、教室に参加する前にしっかりと声に出してスピーチの練習をするようになったので、更に話し方が上達していきました。
★効果的に経験を積む
このSさんの例のように、何度も人前で話す経験を重ねることで、次第に場慣れしてあがり症が改善していきます。
但し、ただ人前に出て話すだけだと、あがり症の改善は限定的です。
Sさんは、教室でスピーチする度に講師からアドバイスを受けていました。
それを実行することで、次第に人前での緊張が薄れていたのです。
講師のアドバイスを実行するだけでも、あがり症は改善していきます。
しかし、もしSさんが最初から原稿作成後、声に出して練習して教室に参加していれば、もっと早くあがり症を改善できていたはずです。
講師のアドバイスに加えて、自分でも創意工夫しながらより良い話し方を体で覚えていくことで、自身の上達を感じることが出来、それが自信につながって、より速くあがり症が克服できます。
一つひとつの経験を効果的にする工夫をすることで、あがり症や話し方の改善は見違えるものになるのです。
★効果的にトレーニングしましょう!
日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中コースでは、受講期間中、人前で話す経験を数多くしていただきます。
また、講師が受講生一人ひとりに応じた適切なアドバイスを行いますので、あがり症を効率的・効果的に改善することができます。
その効果は数多くの受講された方が実感されており、「人生が変わった!」と言っていただけることも少なくありません。
ぜひ、あなたもコースを受講して、長年の課題であったあがり症を克服しましょう!